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2025年10月2日木曜日

さよなら原発9/23全国集会のブースに 3団体共同で出店しました。

 9月23日「さよなら原発9.23全国集会」に、「311子ども甲状腺がん裁判」「脱被ばく実現ネット」そして チェルノブイリ法日本版の会 の3団体共同ブースを借り出店しました。

ご参加ご協力してくださった皆さん、どうもありがとうございました!!

以下、参加された方々からご感想をいただきましたので、当日の写真とともにご報告いたします。



◎佐藤光士郎さんより
  
新しく日本版や子ども甲状腺がん裁判に関心を示してくれる人に出会えた貴重な機会でした。元々原発の問題に関心があって運動にコミットしている人同士の交流が多いのではないかと思っていましたが、今福島県で起きている被害や甲状腺がんの問題を全然知らなかったという人からも関心を示してもらえたのが嬉しかったです。福島原発事故に関連する問題は日に日に忘れられてきているといわれています。一方で、原発事故に関連する命、健康、暮らしが脅かされている状況は今日も続いています。今回、ブースに立ち寄った方々とのお話の中で、命・健康に関する「不安」は、声をあげて訴えている人々の間だけでなく、被ばくに関連する話題が共有されにくい雰囲気の中にいる人の間でも抱かれていることがわかりました。ますますこうした問題が解決されなければならないと思いました。チェルノブイリ法日本版があれば、こうした人々の不安や苦しみは解消されます。人々が安心して生活したいという願いを法律という形にできるよう、一歩一歩活動を進めていきましょう。


◎郷田みほさんより

9月23日「さよなら原発1000万人アクション」が代々木公園で4500人参加で開催されました。市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会は「311子ども甲状腺がん裁判」「脱被ばく実現ネット」3団体共同で、初めてブースを借り出店しました。
場所も1番と会場入り口だったためか、多くの方が顔を出してくださいました。
何年かぶりの方とか、久しぶりの方とお会いできる、東京集会は楽しみの一つでもあります。

ブースではチェルノブイリ法のチラシとニュースレター、そしてブックレット「わたしたちは見ている」を。311子ども甲状腺がん裁判はリーフレットと最新のニュースレターを。脱被ばく実現ネットは11月8日新宿デモのチラシを店頭に並べ、立ち寄ったくれる方にはもちろん、行き交う方達にもどんどんチラシを配り、私たちの会の存在をアピールしました。持ち込んだチラシ500〜600枚は配ったのではないでしょうか。立ち寄ってくださった方には、ブックレットを紹介して、チェルノブイリ法日本版の必要性を話し、詳しくはこちらに書いてあります。読んでくださいとおススメしました。20冊近く売れました。

また、若い方が「原発と甲状腺がんは関係あるんですか?」「5歳の時福島県で被ばくをし、検査をしたら異常があると言われたので不安です」と、とブースに立ち寄ってくれました。
甲状腺がんについて、誰にも相談できず、1人で悩んでいる子ども達が、まだたくさんいるんだと、改めて原発事故が終わっていないことを実感しました。
また、ブースに立ち寄って、熱心に話を聞いてくれる若者もいました。

ステージでは落合恵子さん、鎌田さん、おしどりマコケンさん、各団体がアピール。
原発をゼロにした台湾の報告は聞いてみたかったが、残念ながら聞くことはできなかった。

ブースを出すと、後片付けなどでパレードには参加できませんでしたが、近くでお茶をして解散しました。
有意義な一日でした。

あっ、それから美味しい差し入れを、たくさん入れてくださった方がいらしゃっいました。
ありがとうございました。

参加の皆さん(岡田、柳原、松本、宮口、吉田、佐藤、小笠原、漆原、富塚、白石、郷田)お疲れ様でした。





◎松本徳子さんより

今回3団体によるブースに参加させて頂き、関わった3団体の各皆様に感謝申し上げます。

2011年3月11日東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故後、原子力発電所が齎す多大な被ばく、避難の問題を認識し、被ばくを避ける為に母子避難を経験した者として、各市民団体のお力添えにより2016年7月12日に避難の協同センターが立ち上がった際、初めて〈さよなら原発全国集会〉に避難の協同センターとしてブースを開かせて頂き、2度壇上に登壇し発言した事を思い出しました。
あの当時はブースが端から端まで様々な団体が参加されていましたし、避難の協同センターの旗を掲げてスタッフ一同デモ行進にも参加しました。

事故後14年15年目を迎え、私も歳を重ね50代から60代半ばとなり生活も変わりました。
しかしながら、原子力事故は未だに終わっていない事、何一つとしてこの日本は変わっておらず、福島は復興の名の下、小児、子どもたち、妊婦まで被ばくを強要させ続け、多核種の高濃度の放射性物質を勝手に『復興再生土』と名前を変え、8000bq以下は安全な土と各地に拡散が始まり、海洋には汚染水を安全なALPS処理水と称して、大量の多核種の放射性物質は処理されないまま薄めて放出されている事を 日本の国民は忘れた様です。

犠牲が子どもたちに広まっている事もまるで他人事の様で、世間では東京電力福島第一原子力事故は福島だけの問題で、今や復興に向かって邁進する事が前提で、事故の被害が福島だけに止まっていない事は日本の報道では伝えられず、未だに継続していると思っている市民は少人数となった為か、今回、各団体のブースは約半分以下に減少していました。

その中でも 各団体が抗い〈さよなら原発〉を願い集まった団体の方々の いつものお顔に感動した一日でした。
特に 2011年7月に母子避難した当時から支援をして下さっている神奈川県市民の皆さまに お逢い出来た事が希望でした。

本当に長時間ありがとうございました。




    *緑の風船は「甲状腺がん裁判」の方が用意してくださいました!

◎「脱被ばく実現ネット」の宮口髙枝さんより

 去る23日(火)代々木公園で「さよなら原発」集会が開かれました。参加者は4300人と発表。
チェルノブイリ法日本版の会がブース代を負担して下さり、脱被ばく実現ネット、3.11甲状腺がん裁判の3団体が同じブースで活動をシエア。 3団体で活動するメンバーは重なって活動している場合が多いです
(例:岡田さん宮口は脱被ばく実現ネット、3.11甲状腺がん裁判の支援をし、日本版の会のメンバー)
 原宿駅からきて代々木公園に入ると各団体のブースが両側に並びました。
私たちのテントは、右手の手前、テントNO.1のブース。
”チェルノブイリ日本版の会” ”3.11子ども甲状腺がん裁判”の横断幕をテントの横に張り巡らし、脱被ばく実現ネットの幟旗は角にセット、机の前には子ども甲状腺がん裁判のプラカードを掲示。チェルノブイリ法日本版の会のチラシ、デモチラシを拡大コピーし、テントに掲示しました。
他のブースに比べるとかなり華やかに目立ち、持ち込んだデモチラシや、チェルノブイリ法日本版の会案内チラシ・会報とブックレット「子どもたちは見ていた」、3.11子ども甲状腺がん裁判の会報等、テーブルの上に並べました。
   集会が終わるころには、持ち込んだチラシ、会報などはほとんど配布。受け付けは参加したメンバーが交代で、お互いに知っている範囲で訪れた方々に説明、対応。テント内ではそれぞれで活動など話し質問し、3団体の交流にもなったようでした。
テントには福島原発関連避難者や、裁判関係者など、様々な方々がブースに寄ってくだり、有意義な時間を過ごしていたようです。
 集会の参加者は例年に比べ参加者が少しずつ少ない傾向のようですが、集会後は新宿、渋谷と2手に分かれてデモ行進がありました。
私たちはテントの最終撤収や片付け等に携わり、デモ行進には参加せず。明治神宮に入る手前の喫茶店で、柳原弁護士もご一緒にのどを潤し、柳原さん、佐藤さん、岡田さん、郷田さん、宮口で普段なかなかゆっくり出来ない時間を共有し、有意義な時間を過ごしました。




2025年6月8日日曜日

【お知らせ】ニュースレター第11号の発行 (2025.06.05)

   市民が育てるチェルノブイリ法日本版の会では、全国各地の会員の日々の取り組み、活動を随時、ニュースレターにして発行、賛助会員その他支援者の皆さんに配布しています。

これまでのニュースレター

     第1号->こちら
     第2号->こちら
     第3号->こちら
     
第4号ー>こちら
     第5号ー>こちら
     第6号ー>こちら
     第7号ー>こちら
     第8号ー>こちら
     第9号->ちら
     第10号ー>こちら    

     第11号ー>こちら

 

このニュースレターを周りのに配布、拡散したいとご希望の方は

下記までご連絡下さい。  

genpatsuright*gmail.com(*を@に置き換えてください)

              

2025年3月31日月曜日

【報告】3月11~12日、チェルノブイリ法日本版の兵庫県市川町での学習会(25.3.31)

1、はじめに
3月11~12日、チェルノブイリ法日本版の学習会を兵庫県市川町でやりました。生まれて初めて、脚本家橋本忍の生地(鶴居)の播州平野に足を踏み入れた。

        播但線の鈍行列車から見える播州平野と初めて見た路線図(路線画?)
                最寄の下車駅「甘地」

2、今回の呼びかけ文とプログラム
 今回の学習会を企画されたのは市川町の光円寺の後藤由美子さん。彼女からの熱心なご依頼で、3回にわたって学習会・交流会をやることになりました。以下が、その呼びかけ文とプログラムです(PDF>こちら)。

(1)、1日目の午後
 最初の11日午後は、主に浄土真宗の信徒さんたちを相手の学習会。信徒さんたちを前にした日本版の学習会は生まれて初めてのことなので、果して出来るんだろうか、どうしたらよいかと正直戸惑いました。

後藤さんからあらかじめ「法と仏教をつなげる試み」といったレジメを渡されたのですが、仏教の素養がまるっきりない私にはチンプンカンプンで、急遽、以前からその行動に強い共感を抱いていた蓮如の御文の解説などを手にしたものの日本版とのつながりはぜんぜんピンと来ず、結局、自分が311直後に突然、ユダヤ教徒になってもいいと思った体験(旧約聖書のモーセ、エレミアなどの預言者たちの書やマックス・ヴェーバーの「神義論」に惹かれた体験)に立ち返って語るしかないと思い、その結果、日本版の学習会で初めて311後の私個人の宗教的な体験を語ることになりました。

とはいっても、いきなり宗教的体験を話すのも何ともはばかれて、最初は自身の家族について話すことにしました。それが、

父よ母よ--人権のない世界の住民と人権の世界の住民を分け隔てるもの--

でした(以下のプレゼン資料>PDF参照)。

(2)、1日目の夕方
「人間の尊厳が守られる社会を実現するために」という題で、山田悦子さんから提言をしてもらい、それについて活発な意見交換をしました。

(3)、2日目
 それと同時に、2日目の「チェルノブイリ法日本版条例案について」も、これまでのような説明ではない、もっと参加者の人たちの胸にストーンと落ちるような話をすること、これが昨秋からずっと思案していた懸案事項だった(そのささやかな試みが昨年10月の埼玉でのミニ学習会>報告はこちら)。しかし、法律の具体論を一般市民の心にストーンと落ちるように話すのは言うは易き、行い難しの難問で、今回も直前まで難航した。

その時、思い詰めていた私の目の前に現れたのは自然農法の福岡正信の「わら一本の革命」だった。彼の粘土団子の話は私の心にストーンと落ちた。そうだ、これだ、日本版の具体論も「粘土団子」のように説明できたら、きっと、聞いた人たちの胸にストーンと落ちるにちがいないと。では、日本版にとって「粘土団子」は何なんだろうか?そう思って見渡したところ、日本版にはそんな「粘土団子」みたいなアイデアはころがっていなかった……と思って、思案していたら、ふとブックレットにコラムとして書かれた、市民自らの手で原発事故後の放射能汚染マップを作成する「市民放射能測定システム」が頭に浮かび、ひょっとしてこれが「粘土団子」に相当するんじゃないかと。そう直感したので、翌日、思い切って、これを学習会の場で「粘土団子」みたいに、参加者めがけて投げた。
……そしたら、
「面白い」「やってみたい!」
と思いがけないほどの反響が返ってきて、投げた本人がビックリするほど。学習会でこれほどビビッドにリアクションが返って来たのはこれが初めてだった。これはオープンな性格の関西のせいなのか、それとも取り上げたテーマのせいなのか。ともあれ、これは画期的な出来事だった。
そして、そこからさらに、もう1つの「粘土団子」を思いつくことになり、それが「日本各地の自治体レベルで実施する子どもたちの甲状腺検査」プロジェクト(その詳細>こちら)。これも聞いた人から「それはいい」とビビッドにリアクションが返って来ました。

これまで体験したことがないような、珍しい、貴重な体験にめぐり会えた市川町での学習会でした。

以下、それらの動画、プレゼン資料。

2、1日目の学習会

 動画その1
  講師柳原敏夫の話

 

動画その2
 ・日本版の会の協同代表岡田俊子のお話。
 ・講師柳原敏夫のその1の続き。
 ・会場の参加者とのQ&A



プレゼン資料 PDFこちら


3、2日目の学習会

 動画その1
  講師柳原敏夫の話
  ・避難者追い出し裁判の報告
  ・チェルノブイリ法日本版の具体的な話

 動画その2
  講師柳原敏夫の話
  ・チェルノブイリ法日本版の具体的な話の続き
   とりわけ「生成法]について
  ・参加者とのQ&A  


プレゼン資料 PDFこちら




2025年3月30日日曜日

【報告その3(各候補者の回答)】ブックレットの「市民運動の脱政治」「政治運動から人権運動へのシフト」を行動に移した最初の第一歩:郡山市長選候補者に宛てた公開質問状(25.3.30)

 先ほどの【報告その2】の公開質問状に対する4人の候補者の回答は以下です(敬称略)。

 回答の到着順に表示。回答は返信の文言等すべてそのまま表示。

この回答書は候補者の真価を暴き出すリトマス試験紙
311後の福島県は言うまでもなく、311後の日本社会の最大の懸案事項は「原発事故の救済」の実現です。なぜなら、福島原発事故を起こしていながら、日本政府が最大の努力を傾けてきたのは
「事故を小さく見せる」ことであり、「原発事故の救済」の問題をその場しのぎでお茶を濁してきただけでなく、百年続くと言われる未曾有の過酷事故である原発事故に対する抜本的な救済をこの間ずっとボイコット=放置しているからです。
これは堪えられないくらい遺憾であり、信じられないほど異常なことです。そのような異常事態の時、政治家が
真に我々主権者の付託に応えるだけの誠実な人物であるかどうかは「原発事故の救済」の実現という懸案事項とどう向き合うのか、とりわけ政治の最低限の道徳的責務である「放射能の危機から子どもたちの命、健康を守る」と取り組む意思と情熱があるかどうかではっきり分かります。
それを明らかにしたのが今回の回答書です。
主権者である市民の皆さんが、この回答書を
リトマス試験紙にして、私たち市民の命、健康、暮らしを守る立候補者は誰なのか、その真価を判断して頂きたいと願うものです。

   ****************

質問1 原発事故後の郡山市での子どもの放射能による健康・生活環境への影はあったか、無かったかについてのご見解をお伺いします。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

放射線による直接的な健康被害は、報告事例が少ないですが、それよりも心理的な影響が大きいと考えます。また現在において問題はないと行っても、いずれ発症することも考えなくてはならないと思います。

国は低線量被曝による子どもたちへの健康に与える影響を、郡山市民にもっと分かりやすく可視化する努力をすべきですが、私は影響についての情報を持っておりません。

 

原発事故後の子どもの健康や生活環境への影響については、様々な見解が存在します。公的機関の調査では健康への因果関係が明確にはされていないものの、生活環境においては事故直後は、外遊びの制限や学校生活での制限、保護者の方々の不安など、子どもたちの心身の発達や日常生活に様々な影響があり、不安が残っている方々もいます。引き続き健康調査の継続と、正確な情報の提供が重要と考えます。

 

回答なし

 

質問2 ICRP計算では10万人中7000人が死亡するという、年「20ミリシーベルト基準」についてどうお考えか伺います。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

国際放射線防護委員会の基準は 20 ミリシーベルトとなっていますが、一般の人々にとっては通常の背景放射線よりも高いレベルと思います。ただし、これ以下ならば危険ではないとしていることは、もしかするとこれも心理的な影響が強く出ることを避けるための基準かもしれません。したがって科学的根拠と称しながら多めに見積もることもあるでしょう。

 

専門外のことなので、コメントすることが出来ません。

 

年間20ミリシーベルト基準については、国際的な緊急時対応の参考値とされています。平常時の公衆被ばく限度(年間1ミリシーベルト)と比較すると高い数値でありますが、国際的には議論が分かれるところです。安全性の基準は科学的知見を踏まえつつ、市民の健康を第一に考えるべきであり、特に子どもたちの環境については慎重な対応が常に必要と考えます。

 

回答なし

質問3 子どもたちの甲状腺がんの状況(202411第53回県健康調査検討委員会:悪性疑い397人、集計外47人)は把握されていますか。過剰診断とも言われていますが、この数字をどのように認識されていますか。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

2024年に行われた第53回県健康調査検討委員会での報告によれば、悪性疑いの検査結果は397人とされていますが、この数字は全体の検査対象者における発症状況を示すもので集計されていない人で47人いるとも聞きました。

発見された甲状腺がんが必ずしも放射線によるものだとは限らないという意 見もあり、難しいところです。ただしこれらについては専門家の意見ばかりでなく、住民から直接に実際の意見を聴くことが大事だと思います。

福島県県民健康調査検討委員会の甲状腺検査評価部会の報告は承知しています。疫学の専門家の幅広いご意見を伺いたいと思います。

 

県の健康調査の結果は把握しております。過剰診断の可能性も指摘されておりますが、通常より多い発症率であることに対する不安は残っているので、これらの子どもたちとその家族が適切な医療や支援を受けられるよう、国、県と連携しながら対応していくことが重要と考えます。

 

 

回答なし

質問4 福島県で甲状腺がんが増えてしまった原因が、中通りを中心に安定ヨウ素剤の投与がなかったからとも言われています。今後、原発事故を想定してヨウ素剤の事前配布や服用の事前学習は必要と思われますか。お考えを伺います。

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

事前学習は必要だと思います。安定ヨウ素剤の事前配布については、希望者のみに供与したらどうかと考えます。こうした化学物質の服用については、各個人の判断に委ねるべきです。

 

国のガイドラインでは、事前配布には説明会を行い、医者が参加するとともに、薬剤師も立ち会って副作用などを説明し、服用しても問題ないか、ひとりひとり問診するよう求めています。原発事故の反省を踏まえ、服用の事前学習は必要と考えます。

安定ヨウ素剤の事前配布や服用の事前学習の必要性について、先ずは正しい知識の普及が重要と考えます。防災教育の一環として、国や県と連携し、適切な使用についての知識や、対応策を準備しておくことが重要と考えます。

 

回答なし

質問5 教育委員会の確認のないまま、直接学校に配布された復興庁の「放射線のホント」「小・中学生のための副読本」が配布されましたが、その内容はご存じでしょうか。いろいろな疑問や問題点がある内容と認識していますが、今後、放射能教育をどう進めていくべきか内容も含めてお考えを伺います。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

放射線副読本(令和6年改訂)(PDF版)は、今初めて読みました。教育委員会に確認がないのであれば、それは国による越権行為だと思います。

放射線教育については、衆議院原子力問題特別委員会でもよく語られることですが、原発に賛成する側が教育したいことと、原発に反対する側が教育したいこととが大きく違うことがあります。これは大人による身勝手で、自らの考えを子どもに押し付けようとする姿勢が見られます。子どもたちに対しては常に両論併記で教育していくことが重要であり、子どもたちが育つ過程でそれぞれが判断すべき材料として提供することが好ましいと考えます。

放射線と放射能、放射性物質は、それぞれ意味が異なります。放射線が人体に及ぼす影響などについて、子どもたちに分かりやすく教える放射線教育は、とても重要だと思います。

 

副読本の内容については、問題提起がなされていることは認識しております。放射線に関する教育は、科学的知見に基づき、正確で公正な情報を提供することが重要と考えます。

 

 

回答なし

質問6 「復興再生利用土」という名をつけ、原発事故の除染汚染土を安全だと言って再生利用の動きがあります。双葉町町長は町内で先駆的に使うと発言していますが、郡山市でも使うべきだとお考えでしょうか。国のやり方を含め、どう扱うのがいいかお考えを伺います。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

私は、中通りでは郡山市、二本松市、本宮市、大玉村の各所で除染工事の施工管理を行いました。また浜通りでは川俣町の除染、川内村、双葉町の道路復興で数多くの除染土を取り扱ってきました。浜通りにおいては高い数値が見られました。中通りにおいては、低地や水辺などにおいて高い数値を見ましたが、それは局所的であり、除染工事は無駄な公共事業のためにやっているのかという気になるような場所も数多く見受けられました。除染工事を無理やり作り出すために、下請業者の中には施工前に高い数値になるようにコントロールし、施工後に低い値になるようにしたりするなど、場所によって大きく違うので不正とまではいかないが、本当にこの除染はやる必要があるのかと感じたことがあります。原発事故直後、除染土は天地返しすればいいのではという意見もあり、私は当時民主党政権にあってそれに反対したのですが、いざ現場でやってみると、実は天地返しだけで良かったのではないかとも思います。ただし除染土を除去すると、住民にとっては心理的なこともあるので必要だったのかもしれませんが、物理学上で本当に必要だったのかは判断ができません。再生利用については、郡山市で使用してもよいと考えますが、そもそも首都圏に電力を供給するための原子力発電所で起きた事故であるので、東京都をはじめとした首都圏において相当程度の負担をしてもらうことが望ましいと思います。

2045 3 月までの県外最終処分が法定化されています。この国の方針を知っている県外在住者は、環境省の本年度調査によると248%。国は再生利用や8千ベクレルの数字などの意味をよく理解してもらう努力が、まだ足りないと感じます。

 

「復興再生利用土」については、科学的知見に基づく安全基準の設定と透明性、高い情報公開と、市民の理解が不可欠であります。現状では、市民の不安や懸念に答えるだけの情報や理解が不足しており、拙速な判断は避けるべきと考えます。

 

 

回答なし

質問7 県外自主避難者に対して、福島県が国家公務員住宅での避難者の居住権を認めず、追い出そうとして裁判をおこしています。郡山市民でもいまだ避難を続けている方々がおられます。被災県福島県が同じ県民を裁判に訴えたことを踏まえ、避難者に対し郡山市としてどう対処すべきかのお考えを伺います。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

県は訴訟を取り下げるべきとして知事に意見をいたします。

 

災害救助法での仮設住宅提供制度を当てはめているために起きています。原発事故の自主避難者に対する基本的な住宅支援制度の創設を、被災県として県は、国に求めるべきと考えます。

居住権を巡る裁判については、個別の事案でありコメントは控えますが、福島県と避難者の間の裁判であり、同じ被災者同士が対立する状況は非常に残念であります。双方の痛みを理解したうえでの解決を望みます。

 

回答なし

質問8 チェルノブイリで起きた事故では、39年を迎えようとしている今でも、心臓疾患、脳疾患、ガンなどの疾患、精神的疾患が続いています、福島県民の死亡率が高くなっているとも言われてます。県民の健康に原発事故が何らかの影響を、未来にわたって及ぼすと想定されますので、市民の健康を守る視点からどう対処すべきかお考えをお聞かせださい。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

原子力発電の時代はもう終わりにすべきだと考えます。現在、エネルギー価格の高騰によって、また原子力が必要だと言う意見が増えてきていることは残念なことです。本来、人間はお金によって生きているのではありません。

 

県民の健康に原発事故が何らかの影響を未来にわたって及ぼすのかについて、是非、専門家の意見を聴きたいと思います。

 

原発事故が将来的に健康に影響を及ぼす可能性については、これからも慎重に検証していくことは必要です。今後も医療体制の整備や、予防医療の充実、(がん検診、生活習慣病対策など)、心のケアを含めた総合的な健康支援を充実させていくことが重要と考えます。

 

回答なし

 質問9 国では「放射性物質汚染対策措置法(20118月)」などが制定され、この法律に基づき一般住宅や道路等の除染や搬出事業等が実施されました、郡山でも線量が未だに高い場所があります。継続的な線量の測定や線量のマップ作りなどは市民が安心して暮らす上でのベースになるものと思いますが、継続的な線量の測定やマップづくりについてお考えをお聞かせください。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

線量がいまだに高いエリアがあるのであれば除染工事を行うべきと考えます。それに対して国が予算をつけないのであれば、郡山市独自の地域通貨「減価する通貨」を用いて、地元建設業者によって地方自治として行うべきと考えます。

リアルタイム線量測定システムは、室内線量率の可視化により得られる安心感と放射線教育の教材として活用されてきたこともあり、現在あるリアルタイム線量測定システムは継続すべきと思います。

必要な測定、情報提供を継続していくことが大切と考えます

 

 

回答なし

 質問10 しゃがの会では郡山市で安心して生活するために「チェルノブイリ法」に基づき「チェルノブイリ法日本版」の市条例を作ろうと考えています。どのように感じられたか伺います。

 

大坂 佳巨

勅使河原 正之

椎根 健雄

高橋 翔

市民が立ち上がって条例を作ろうとする場合、市議会での議員立法が望ましいと考えます。被害の補償は国がすべきという意見について、市民の賛同を得て、市議会で可決すれば自民党政権であってもそれは相当程度の圧力になるかと思います。

条例は議会の議決によって制定されますので、条例案策定に当たっては条例を制定する意義、条例の目的、その内容を実現し得るだけの実効性はあるのか、等の説明責任を果たす必要があると考えます。

専門家や市民の皆様の声を広く聞いていくことが大切と考えます。

 

 

回答なし

 

さよなら原発9/23全国集会のブースに 3団体共同で出店しました。

  9月23日「さよなら原発9.23全国集会」に、 「311子ども甲状腺がん裁判」 「脱被ばく実現ネット」そして  チェルノブイリ法日本版の会 の3団体共同 で ブースを借り出店しました。 ご参加ご協力してくださった皆さん、どうもありがとうございました!! 以下、参加された方々か...