311から8年が経過し、来年の東京オリンピックまで1年を切りました。
今、政府と関係機関は福島原発事故は完全に収束したことを世界に知らしめるため、最大の懸案事項である「被ばくによる健康被害」の問題について、決着をつけるタイムリミットが迫っていると、次々と「なかったことにする」報告を公表しています。
・その1
先月3日、福島県の「県民健康調査」検討委員会の評価部会は、福島県で多発中の小児甲状腺がんについて「被ばくによる小児甲状腺がんの発症」は「なかったことにする」報告書を作成、24日、検討委員会でも了承されまた(報告書。その問題点は->こちらで紹介)。
・その2
今月、参議院選挙直前の先週19日金曜日、住民の線量データを無断で使ったとして、昨年暮れ、住民から倫理違反、研究不正の調査申立があった宮崎早野論文、申立を受理した東大と福島県立医大は、放射能の影響を従来の見解より大胆に過少評価した同論文に「 倫理違反も研究不正もなかった」とした調査結果を公表(東大・医大。その問題点は->こちらで紹介)。
いま次々と、人権侵害は「なかったことにする」報告が公表されています。
しかし、政府、福島県、東大、医大が「なかったことに」しようとしても、放射能は「なかったこと」にしてくれない。
政府、福島県、東大、医大が被害を忘れたがっても、放射能は忘れさせてくれない。
健康被害を「なかったことにする」政策は、現実に健康被害で苦しむ人たちにとって「理不尽」以外の何物でもありません。
この「なかったことにする」政策に対し、「理不尽です」と抵抗するのが市民立法「チェルノブイリ法日本版」です。
「命こそ宝」と思う人たちにとって、それはやむのことない正義のつぶやき、行動です。
◆ 日時:2019年8月30日(金) 13:30~ (開場13:00)
◆ 会場:調布市市民プラザ あくろす(公式サイト)
3階あくろすホール1
◆ 演題: 市民立法「チェルノブイリ法日本版」学習会
なかったことにはさせない!
-福島原発事故の人権侵害を
-理不尽だと抵抗するのが市民立法「チェルノブイリ法日本版」
◆ 講師:柳原敏夫(市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会・共同代表)
◆ 連絡先 042-482-7834(三宅征子)なかったことにはさせない!
-福島原発事故の人権侵害を
-理不尽だと抵抗するのが市民立法「チェルノブイリ法日本版」
◆ 講師:柳原敏夫(市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会・共同代表)
◆ 以下のチラシのPDFは->こちら