市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会の基本情報

2018年4月9日月曜日

【報告】4月7日たんぽぽ講座「市民立法で、放射能災害から命、健康、暮らしを守る、チェルノブイリ法日本版を制定しよう」

18~19日の育てる会の結成集会後の2つ目のイベントです。
お知らせ」で告知したとおり、スペースたんぽぽの講座、
 「市民立法で、放射能災害から命、健康、暮らしを守る、チェルノブイリ法日本版を制定しよう (講師 柳原敏夫と原発事故後、福島県から東京に避難された方)をやりました。

会場には前夜、大阪から夜行バスで駆け付けた若者、愛知から参加したお母さん、結成集会から3度目の参加の方、などなど熱心な参加者が。講師の話に対して、、「自分は地元でこれから何をしたらいいでしょうか」という熱い期待を込めた質問も飛び出し、終わった後に、「次回の千葉のイベントにも参加します」と言われました。

ここでは、福島県から東京に避難された方の話を先に紹介します(編集の都合で3つの動画です)。

原発事故当時の福島県での生活体験談(その1)

原発事故当時の福島県での生活体験談(その2)

原発事故当時の福島県での生活体験談(その3)


質疑応答



柳原敏夫の話
                         2007年の遺伝子組み換えイネ裁判報告会(中央が生井兵治さん)

前回と同じ話ができない講師の性分で、この日の話は、講師の恩師で、昨年4月に亡くなった元筑波大教授の生井兵治さんとの出会いの話(2005年の新潟県の遺伝子組み換えイネ野外実験騒動)から始まりました。


講師がなぜこの遺伝子組み換えの騒動の話から始めたかというと、それは、
この時の騒動が新潟県民を炎上させた一大事件だったにとどまらず、地球環境の破壊をもたらす可能性を秘めた生物災害の一大スキャンダルであり、
そのため、「災害は二度発生する」という真理通り、二度目の災害で、遺伝子組み換えムラの連中のなりふり構わないウソ、書換え、隠ぺいの行動を通じ、先端科学技術に関わる人たちの闇・病にじかに触れることで、私だけでなく、生井さんもまた、この憂慮すべき事態に、今までのような市民生活を送ることが不可能になるという痛切な体験をしたからです。
その体験の結果、生井さんは、それまでつちかってきた農水省や遺伝子組み換えムラの人たちとの人間関係が全てチャラになっても仕方ないと腹を括り、 ルビコン川を渡り、生物災害から市民の命、健康、暮らしを守る道を選択したのです。
それは、今回の福島原発事故でも同じだった、
だから、チェルノブイリ法日本版を制定するしかないという決意も生井さんのこの時の決意と同じではないか。
もし生井さんが生きていたら、2011年6月のふくしま集団疎開裁判提訴の時に東京から駆け付け裁判所の申立に同伴したように、チェルノブイリ法日本版の制定の取組みにも真っ先に駆け付け、伴走したことを疑わない。 
                 後列向かって左、マスク姿の生井兵治さん
      Ourplanet「学校の集団疎開求め仮処分申請〜郡山の子ら14名」から

プレゼン資料「追悼 生井兵治  なぜ彼はそれまでの人間関係を棄ててまでも、ルビコン川を渡 り、1つの目的を選び取ったのか? それはチェルノブイリ法日本版を選び取るのと似ている。」
-->こちら

これから、こうした熱気溢れる出前講座を全国各地で実行していけたらと思っています。
講座の企画に関心のある方は以下まで、ご連絡下さい。
連絡先 090-8494-3856(岡田)
メール chernobyl.law.injapan*gmail.com(*を@に置き換えて下さい)

以下、その動画です。

********************* 



補足 プレゼン資料6頁
日本初の遺伝子組み換えイネの野外実験に不安を訴える住民は話合い決裂を受けて、実験中止を求める仮処分の裁判を申し立てたとき、実験を実施する被告農研機構は、申し立てから3週間も経過して、初めて、実験の安全性を証明する証拠を提出。その圧巻とも言うべき目玉とは‥‥、
全国各地の大学等の研究機関のバイオ研究者たちから数日で掻き集めた、被告が用意した書式にサインしただけの約70通の「申立却下を求める要請書(乙38~103)」だった。
まさしく、住民の不安を専門家という権威で吹き飛ばす神技・安全神話だった。
裁判の中で、微生物の専門家から、恐るべき耐性菌出現の可能性を指摘されたが(耐性菌の世界的権威である平松啓一順天堂大学教授の意見書など)、
将来もしその危険性が実証された暁には、この時サインした研究者たち全員が法的責任を免れない。彼らこそ危険な実験にお墨付きを与えた張本人なのだから。
以下は、その要望書の説明書とその一部である。

                          (中略)


 乙 38号証

 乙 39号証

 乙 40号証

 乙 43号証


 乙 44号証
 乙 45号証
  乙 46号証

  乙 47号証


  乙 48号証

  乙 49号証

  乙 73号証
 
  乙 87号証

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