市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会の基本情報

2023年4月30日日曜日

【報告】関久雄さん(NPO法人ライフケア代表理事)と柳原敏夫協同代表の対談 「なぜ関さんは“歩く日本版”なのか」

2023年4月26日に行われた第6回定期総会で、関久雄さん(NPO法人ライフケア代表理事)と柳原敏夫協同代表とで、「なぜ関さんは“歩く日本版”なのか」をめぐって対話(40分)を行いました。  

1、 当日の録画
―>ここから、または以下。

 

2、当日の資料

冒頭に、「なぜ関さんは“歩く日本版”なのか」の理由を解説した柳原協同代表がその時に使ったパワーポイントスライド―>ここから。

柳原がここで問いたかったのは、法律はいかにして誕生するか、とりわけ平時ではなく、原発事故のような危機の中で、その出自の秘密を見極めることです。
私たちは漠然と、法律はその時々の政権を握った議員たちが議会で制定するものだと思い込んでいます。しかし、果たして本当にそうだろうか?それは極めて表面的な現象でしかなく、法の誕生の本質はそんなところにはないのではないか、もっとリアルな実質的な実体を伴ったものではないのか、と。
それは311原発事故の後、法の機能不全に陥り、人々は何一つまっとうな救済を受けられなかった。その深刻な危機の中で、この機能不全をただすのは、時の政権ではなく、法の機能不全による最大の被害者である私たち一人一人の市民ではないか。そう思い至ったことが、今回の私の問いのバックグラウンドです。

そう思ってあれこれ見渡していたら、私の疑問は決して私の妄想でも、独断でもなく、過去の世界史で、法の誕生を「生成される法」「生ける法」として捉え、私と同様に考える人たち(エールリッヒなど)がいたことを知り、我が手を打ったのです。

のみならず、そのような「生ける法」を実際に実行している市民がいたことも知ったのです。それが私にとって、関久雄さんの発見です。なぜ関さんを発見したのか、それについては上記の動画の後半で語っているので聴いて下さい。


また、以上のさわりは、プレゼン資料の以下の部分です(全文はー>こちら)。